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幼稚園からのおしらせ
幼稚園からのおしらせ

学校法人 三次伊達学園 三次中央幼稚園



りす 白髪先生のつぶやき りす



平成13年度
  おべんとう 平成13年11月

先日、昼時に、子供たちの様子を見ようと、保育室を一階のうめ組から順番に回って行きました。そして、ちょうど、給食弁当を並べて、コップにお茶を入れてもらいながら、準備が整うのを待っている年長組の部屋に入りました。部屋の隅に座ってしばらくその様子を見ていたら、担任が、「園長先生もみんなと一緒にお弁当を食べられるといいのにね」と、子供たちに声を掛けました。見ると、お弁当が2個ほどかごの中に余っています。続けて、「みんな! 園長先生と一緒に食べたこと無いよね」と促すように担任が言うので、「あのお弁当は食べても良いの」と聞くと、「急に欠席した子の弁当が余っているんです。いかがですか?」と言うので、「じゃあ、園長先生もみんなと一緒に食べようかな?」と言うと、子供たちみんなが「いいよ!」と言ってくれます。そして子供たちが、お弁当とコップと箸を持ってきてくれました。お当番さんの合図で、「合掌、いただきます」と子供たちと一緒に唱和して食べ始めました。年長組にもなると、いろいろなことを話題にしながら食べています。その様子を、ほほえましく想いながら見ていました。そこで、「なんだか園長先生がお父さんみたいで、みんなの先生がお母さんみたいだね」と私が言うと、女の子が、「そうだよ、わたしたちみんなが二人の子供だよ。先生、子供全部で何人産んだん?」と、話を合わせてくれています。そんな話を始めて間なしに、私の給食弁当は空っぽになってしまいました。「園長先生、もう全部食べちゃったよ。おいしかった!」と言うと、みんな、「すごい、すごい」と言ってくれます。もう一個食べても良いかな?」と言うと、「園長先生すご〜い」と言って、もう一つのお弁当を持ってきてくれました。また、会話が戻り、担任が、「この前、見学実習に来た先生のときしたように、園長先生にも質問してみようか」と子供たちに声を掛けると、さっそく、「園長先生は食べるもので何が一番好き?」と質問が来ました。ところが、私の方は改めて好きな食べ物はと訊かれると、困ってしまいました。考えてみると、嫌いな食べ物が無く、何でも美味しく喜んで食べているので、急には特定できず、「園長先生は何でも大好き」と応えたものの、子供の期待の返事とは違っていたようで、納得していない様子です。しばらく考えて、思いつきました。「わかった、園長先生の一番好きなのはお酒」と言うと、なにかしら納得してくれたようです。実は、結婚して依頼、晩酌を欠かしたことがないのです。
次の質問が来ました。「園長先生は何歳ですか?」と訊くので、逆に「何歳に見える?」と訊くと、「45歳」と言います。「そう、正解!園長先生は45歳」と言うと、「そうだと思った。お父さんより1つ多い」と言って、これもすんなりと納得してくれています。
今度は、「園長先生どうしてメガネをかけているんですか」と来ました。そこで、とっさにメガネを外して、「ね〜、メガネを外した顔とメガネを掛けている顔、どっちがかっこいい?」と訊くと、みんな「メガネ!」と言うので、「そうでしょ、だからメガネを掛けているんだよ」と言うと、これも納得してくれたようです。
「じゃあ、今度は園長先生がみんなに訊いて良いかな?」と訪ねたら、「良いよ」といって、みんなしっかりと応えてくれます。そんな会話をしているうちに、2個目の弁当も食べ終わりました。そして、子供たちみんなも食べ終わり、「ごちそうさま」をして、しばらくすると、女の子二人がやってきて、「あの〜、質問があるんだけど」と言います。「いいよ、な〜に?」と訊いても、なかなか質問が来ません。二人とも下を向いて恥ずかしそうです。「お弁当、もう一ついるんだった?」と訊くと、首を横に振ります。「じゃ、園長先生と結婚したいん?」と言うと、また首を横に振りながら、「本当はどうしてメガネを掛けているの?」と、小声で訊きます。格好良いからでは納得していなかったのです。
本当に、何年かぶりに子供たちの中に入って一緒にお弁当を食べました。私の方は、国や県への様々な書類の提出に追われて、今年に入って、土日もない忙しい日々を送っていましたので、子供たちの優しさや思いやりのある心遣いを感じながら、とても和やかな雰囲気と、子供たちの落ち着いて生活している様子に心を和まされながら、楽しいひとときを持つことができました。今度は他のクラスでも一緒に食べたいなと思っています。
同じ日に、年少組の先生が、年長組の女の子のお母さんからお手紙を戴いていたのを見せてくれました。
昨日、バスから降りるとき、K子がおいもを自分で持った本当の理由が分かりました。『先生の手、ケガしとるけ〜、痛いじゃろ〜な〜と思って自分で持った』、そう話していました。おいも掘りのとき、ケガをされてバンドエイドをはった手がとても痛そう… かわいそうに思えたらしく、自分で持たなきゃ!という気分になったみたいです。親バカですが人のことを心配できるくらい成長していたんだなぁ…と感激してしまいました。(以下略)」  
いえいえ、親バカなんかではありません。先だっての木曜日育児サークルに、2歳の子供を連れて、始めて幼稚園にこられたお母さんが、「園児たちが小さい子にとても優しくて素敵な子ばかりですね」と感心されていました。本当に、みんな思いやりのある優しさと強さを持った子供に育ってくれています。
そんな素敵な子供たちと一緒に生活できる喜びを感じています



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