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幼稚園からのおしらせ
幼稚園からのおしらせ

学校法人 三次伊達学園 三次中央幼稚園



りす 白髪先生のつぶやき りす



平成16年度
  挨  拶    平成16年9月1日

長い夏休みが終わり、今日から2学期の始まりです。この夏の酷暑には身の置き所がありませんでしたが、台風16号がやってきて、やっと涼しくなってきた感じがします。
夏休みの間に、幼稚園の園庭に隣接してあった畑を購入して、造成工事を始めましたが、その工事も無事に済み、新しく動物の飼育小屋を建て、動物園が移転しました。気のせいか、ヤギやヒツジ、ウサギやクジャクたちも気持ち良さそうで、気に入ってくれているのではないかと思っています。そして、クスノキやブランコやわんぱくトリデの遊具も移設しました。園庭が広々としてきました。子供たちも、きっと、喜んでくれると思います。工事は引き続き、園舎の建築に入っています。シンボルとなる時計塔には、からくり時計を設置します。楽しみにしていてください。
二学期が始まった今日、日焼けした子供たちが元気いっぱいで「おはようございます。」と、登園してきてくれました。幼稚園では、先生の方からも先に挨拶をして、子供たちが、ちゃんと挨拶が出来るように心がけていますから、みんな挨拶が出来るようになっています。今では、私と園庭で出会っても、保育室に入って行っても、「おはようございます。」と、元気な声で挨拶してくれます。
今、私の住んでいる地域の人たちが、期間を決めて、子供たちの通学路に立って、挨拶運動を実施していますが、今月の10日には、私の番が回ってきます。1学期もやりました。そのとき感じたのが、こちらから、「おはようございます。」と挨拶をするのですが、ちゃんと挨拶する子と、黙って通り過ぎる子がいることです。まさか、「誘拐など怖いことがあるから、知らないおじちゃんから声をかけられても返事をしてはいけません」と、言われているからではないのでしょうが、「変なおじさん」と言わんばかりに、知らん顔をして通り過ぎます。
先日、その小学校に、夏休みの間に草ぼうぼうとなった校庭の草取りや植木の剪定作業に行ってきました。少人数の学校なので、保護者と職員だけでは人数が足りず、とても大変なので、地域の人たちも参加して一緒に作業をするのです。5,6年生も手伝いに来ています。そこでも、ちゃんと挨拶する子としない子がいます。同じ学校の子なのに、挨拶を気持ちよく、はっきりする子と、横目で見て通り過ぎる子がいるのです。その子たちのお父さんお母さんも参加しています。お父さんお母さんの中にも、挨拶される方とされない方がいらっしゃいます。よく観察していると、挨拶をしない子供と、挨拶をされない親とがほぼ一致するのです。そうなのです。幼稚園や保育園の時には挨拶していた子までが挨拶をしなくなるのは、親自身が挨拶を、あまり、していないからなのです。それで思い出したのが、幼稚園に来られるお母さんの中にも、挨拶をよくされる方と、こちらから挨拶しないとされない方がいらっしゃるということです。そんなことを考えている時に、やはり「さすが」ということに出会いました。お母さんがプレイルームに子供を迎えに行かれている間、車の助手席におばあちゃんが座って待っていらっしゃるのに気が付いて、私の方から会釈すると、そのおばあちゃんは、わざわざ車から降りて来られて、「いつも孫がお世話になっています。」と、丁寧にお辞儀して挨拶をしてくださいます。普段は、このおばあちゃんがお迎えにいらしているので、園庭で出会ったときも、丁寧に挨拶してくださることは知っていましたが、前日にも会って挨拶をしているのに、車の中からでは失礼になると思われたのでしょう。わざわざ降りてこられて挨拶をしてくださいます。同じように、その孫のお母さんも、丁寧に挨拶をされます。そのお子さんも元気に挨拶をしてくれます。近年は核家族の家庭がほとんどになってきましたが、さすが、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に生活されている家庭では、ちゃんと身内同士でも挨拶をされる習慣が根付いているのであろうと、うれしい気持ちになりました。ところが、新聞か何かで読んだことがあるのですが、核家族で子供の数が少なくなった家庭では、挨拶だけにとどまらず、家の中で、お母さんと子供の会話をしない生活をしている家庭が増えているというのです。別に会話をしなくても、子供の数が少ないので、阿吽(あうん)の呼吸で気持ちや意思が通じるからなのだそうです。わざわざ、「おはよう」と言わなくても、起きてきたことはお互いに解っているからと言うのでしょう。その上、起きるなりテレビのアニメを見たりしていたら話すこともなくなってきます。これでは、言葉(語彙)が貧しくなるばかりではなく、自分の意志で他人に気持ちをちゃんと伝えることもできなくなるし、お母さんとの会話のやり取りの中で、相手の考えを受け止めたり、心が癒されたり、社会というものを知っていくのに、そういうものはほとんど育まれないことになります。
挨拶をちゃんとすることで、家庭にあっても、人との関係を心地良いものにしてくれます。良い人間関係を保つために、最初にするのが挨拶です。夫婦の間でも、朝、起きたら、お互いに「おはようございます。」から始まることを、忘れないで欲しいと思います。



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