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幼稚園からのおしらせ
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学校法人 三次伊達学園 三次中央幼稚園



りす りす




『僕たち私たちのチャレンジ』                            2021年10月29日

今年は、秋になっても昼間は夏の名残を思わせるほど暑い日が長く続きました。そんな暑さから一変、今月の中旬になって急に寒さを感じるようになり、園庭の落ち葉も増えて来ました。先生達は、子供達に落ち葉いっぱいの園庭で秋の深まりを楽しませてあげようと、毎朝していた掃き掃除も回数を減らす事にしました。(さぼっているわけではありませんよ。笑)

さて、今週は、『わんぱくチャレンジ週間』を行っています。すでに、子供達のチャレンジしている様子をお家の方に観ていただいた学年もあります。年長組の鼓隊演奏から始まり、どの学年も、友達や先生達と競技に一生懸命参加していました。そんな中、お子さんがチャレンジしている姿をどのように感じていただけたでしょうか?

「チャレンジする」という事について考えてみます。子供達は、赤ちゃんの時から好奇心を抱き、いろいろな物を見たり聞いたり触れたりして認識していきます。危なっかしくて目が離せなくなる時期こそ、その一つひとつの経験が生きていく術(すべ)を学ばせてくれているのです。好奇心が赤ちゃんをチャレンジャー(笑)にします。

人は、人生の中で幾度となく苦難や問題に出会います。何事もなく人生を送るなんて事はほぼありません。これらの壁を乗り越えるために力を出す気持ちになる事、また、前向きな目標達成や成功成就に向けて努力する事を「チャレンジする」と言うのでしょう。私も、これまで幾度となくピンチを味わい、その度に夢や目標を持って自分なりに向き合いながら、なんとか生きて来た気がします。そのために頑張ろうとして来た気持ちは、これまでの人生を前向きに送るためには必要な事だったような気がします。

子供達は、日々の生活の中でも“あんな風にしてみたい”“あの人のようになりたい”“できない事ができるようになりたい”等と目標を持ち、その目標に近づこうと一生懸命チャレンジします。幼稚園では、いろいろな環境や経験を通して、子供達の中にそうしたチャレンジ精神を育てたいと思っています。『わんぱくチャレンジ』として取り組んで来たこれまでにも、子供達一人ひとりの“頑張りどころ”がたくさん見えてとても頼もしく思いました。かけっこで一番になる事を目標に頑張る子、一番になれず悔しくて次は頑張りたいと意地を見せる子、また、走る事が苦手でもみんなの応援を受けて最後まで走ろうと頑張る子──。大好きな踊りがもっと上手になるようにと練習していた子、人前が苦手でなかなか踊る事が出来ず、それでもみんなと一緒に広い舞台に立つ事を目標に頑張っていた子──。チャレンジは子供によって様々です。そのどれをとっても、今の自分を超えようとする意欲です。そのけな気でもあり頼もしくもある姿に感動します。チャレンジには、一歩踏み出す勇気・やる気・元気が必要です。頑張っても上手くいかない時もあるでしょう。諦めたくなる事もあるでしょう。でもそんな時、(みんなと同じじゃなくてもいい。あなたの目標に向かって、何度でもどんなに時間がかかっても頑張ろうとする気持ちが、あなたを将来最強のチャレンジャーにしてくれる。)───と言う気持ちで応援し、勇気・やる気・元気を引き出してあげたいと思います。

そして、幼稚園のみんなで『わんぱくチャレンジ』という一つの活動に取り組みながら頑張っている友達に触発され、自分もやる気が湧いて来たり、一生懸命頑張っている友達を認め合う事で、一緒に頑張ろう!という気持ちになったりします。友達一人ひとりの持っている力に気づき敬愛の気持ちを抱きます。仲間の励ましや応援もチャレンジ精神をかきたてる大きな力になります。それは、仲間意識の深まりに繋がります。

そんな仲間と、これまでいろいろな事にチャレンジし迎えたチャレンジデー当日、満3歳児クラスの子供達は、いつもの幼稚園とは違う一日を楽しみみんなと元気に過ごしました。年少児の子供達は、たくさんの人の前で小さな心と身体で走ったり踊ったりしました。そのチャレンジにたくさんの拍手をもらい自信を持ちました。年中組の子供達は、友達と共に力を合わせて勝負にも挑みました。クラスの友達と力を合わせる楽しさも感じたようです。年長組の子供達は、自分達の種目だけではなく、幼稚園の先輩として、責任感を持って小さなクラスのサポート役としても活躍しました。そして、この週明けには自分達のチャレンジを楽しむ予定です。お家の人達にご覧いただくのは一日だけですが、その一日は、決して最終結果ではありません。できたできないではなく、認めてあげて欲しいのはチャレンジしている姿や意欲です。それによって今後の子供達の挑戦意欲にますます火が付きます。子供達は大人になるまで、ずっとずっと発達途上です。今は通過点。まだまだ子供達はいろいろな場面で今の自分を超えられるようにチャレンジして行くはずです。この度の『わんぱくチャレンジ』だけではなく、幼稚園でのお子さんの様子を観ていただく時には、いつも自分の力を試したり超えようとしたりする姿に拍手をおくってあげてください。お家の人に認められた挑戦意欲は、これから先出くわすであろう様々な問題に勇気をもって向き合い、充実した人生を切り開く力になるのです。

また、チャレンジする事によって、新しい自分を発見したり、自分の中に潜んでいた才能や力を掘り出す事も出来ます。特に子供達にはまだ見えぬ可能性がいっぱいです。チャレンジしなかったら……今の自分のままでずっと続くとしたら……この可能性を引き出すきっかけもなくなります。チャレンジしながらその時その時に抱く想いや目標が見えて来た時の喜びは、それなしには得る事も出来ません。ちょっとした事へのチャレンジでも、その積み重ねが力となり、子供達の身体に脈々と培われていくのだと思います。

失敗・挫折・成功を繰り返しながら自分なりに目標を伸ばしたり拡げたりできる人は一生涯成長し続けるのでしょう。これからも、子供達がチャレンジする醍醐味を味わえる環境と好奇心くすぐる生活をたくさん用意していたいと思います。

田房葉子



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