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幼稚園からのおしらせ
幼稚園からのおしらせ

学校法人 三次伊達学園 三次中央幼稚園



りす 白髪先生のつぶやき りす



平成13年度
   朝 食  平成13年5月

今年は新入園児に泣く子がほとんどいなく、泣いても、お母さんとの別れ際に泣くぐらいで、それも、2,3日で終わってしまいました。いつもなら、主任や園長が、泣いている子を、おんぶしたり抱っこしたりと、手助けのための出番があるのですが、今年はそれもなく、少々、拍子抜けしています。新年度を迎え、3週間が経ちました。新しく入園してきた子供たちも、幼稚園の様子や時間の流れも理解してきたようで、ずいぶんと落ち着いてきています。
そんな頃の園庭では、年少組の担任が「あぁぶくたった♪ にえたった♪ にえたかどうかたべてみよう♪」と、伝承あそびを教えながら遊んでいます。ほとんどの新入園児は、そのあそびをしたことがありませんから、あそびを伝える方も大変です。その年少組の子供たちの周りに、いつのまにか年中、年長の子供たちが集まってきて、その様子をニコニコしながら見ているのです。それに気付いた先生が、「さくらぐみさんも見ていないで、中に入って一緒にやろうよ」という呼びかけで、周りで見ていた子供たちも一緒に遊び始めました。それも、ただ一緒に遊ぶのではなく、年少組の子供たちに教えながら遊んでくれています。そのあそびの途中、小川でズボンを濡らした子の着替えをしてやるため、先生がその場をしばらく離れました。それでも、そのあそびが中断することもなく、年少児の手を取ったりしながら、年中、年長の子が、先生役のように一生懸命続けています。そのほほえましい様子を見ていて、子供たちの関わりのすばらしさに、あらためて感心したのでした。
しばらくして、帰り支度をしている保育室をまわってみていました。年長組のクラスに入って、先生と子供たちのやりとりを聞いていましたが、担任が、「今日、朝ご飯をちゃんと食べてきた人?」と聞くと、ほとんどの子供たちは「食べた」といっています。「じゃ、おみそ汁だった人?」と聞くと、5人ほどいました。「じゃ、パンだった人?」と聞くと、12人です。「他の人は?」と再度聞くと、なんと、「ジュースだけ」「お菓子を食べた」「なんにも食べていない」という子が4、5人いるのです。朝食での、パンかご飯かの比率はどうであれ、ジュースだけとか、お菓子だけの子や食べていない子がいるのにはショックでした。
それを聞いていて、「今朝は、前の日になにかあって、きっと時間までに起きれなかったのだろう」と思ったのです。しかし、担任に訊いてみると、ほとんど毎日、同じ子がそうだというのです。
近年、大人の生活も夜型になってきたといわれるように、就寝時間がずいぶんと遅くなってきています。それに合わせて、子供も9時、10時まで起きていても平気な子が多いのです。遅くまで起きていると、当然、朝起きるのが遅くなります。すると、通園バスに間に合わなくなるので大慌てです。お母さんの「早くしなさい!」「早く!早く!」「急いで!」といっている光景が目に浮かびます。そういえば、時々バスの運転をするときに、口にご飯をほおばったままバスに乗る子がいると思えば、おにぎりを食べながら、慌ててバスのところまでかけよって来ている子を見かけることがあります。
幼児は10時間の睡眠時間が必要といわれています。8時に寝れば6時の起床です。10時に寝れば8時に起きることになります。ところが、8時に起きたのでは幼稚園に間に合いませんから、もっと前に、無理やりに起こされることになります。無理やり起きていますから、すっきりと目が覚めません。当然、ぐずぐずすることになります。お腹もすいてきません。朝食をとらないと、お昼にはお腹がすごくすくだろうと思いがちですが、全く逆で、食欲も衰えてきます。朝、ちゃんと食事をとると、お昼にはきちんとお腹がすいてくるのです。
子供の生活には、規則正しいリズムを作ってやることが、とても大切なことなのです。生活のリズムがルーズなままに育つと、他のことまでルーズな子となり、小学生、中学生になっても生活のリズムが確保できませんから、意欲や体力、ましてや学力もつかないし、荒れる原因にもなります。昔から、「子供は早寝早起き」といわれてきたのも、今でもとても大切なことなのです。幼稚園でも、ちゃんと朝食をとっていない子は、やはり、元気がありません。
お母さんも、朝早く起きて、毎日、朝食の準備をするのも大変かもしれません。それでも、かわいい我が子のためにも、家族で規則正しい生活のリズムを取りながら、朝食も余裕を持って食べる習慣をつけて欲しいのです。お母さんが、余裕のある笑顔で送り出してやることが、今日一日の幸せの出発点なのです。
5月からは、午後の保育も始まります。お弁当と給食が交互になります。幼稚園でお弁当を食べているときの様子を見ていても、「お母さんが作ってくれた」といいながら食べている顔は、とても幸せそうな顔をしています。お弁当作りは大変だなんて思わないで、お母さんの作ったお弁当を、子供がうれしそうに食べている様子を想像しながら作ってください。お弁当作りもとても楽しくなります。
きっと、そのことも、お母さんの幸せと感じてもらえると思います。




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